【初心者向け】子供の写真を部屋の中でも明るく撮影するカメラ設定

 

家で子供写真を撮影するときに一番困っていることは何ですか?とお客様にアンケートをとってみた結果、断トツで一番の量を誇った困っていることは、こちらでした。


「部屋の中で撮影すると写真が暗い」


本記事のテーマ

【初心者向け】子供の写真を部屋の中でも明るく撮影するカメラ設定解説



子供の写真を部屋の中でも明るく撮影する手順

■子供写真を明るくする撮影場所の決め方

・窓辺で撮影すると光が十分に届く

・向きにこだわって、子供に光をしっかり当てよう

・子供が動き回らない為の、マル秘テクニック

■子供写真を部屋の中でも明るく撮影するカメラ設定

・ 絞りは開放に設定する

・ シャッタースピードは上げすぎない

・おうち写真ならISO感度で光を補おう



記事の信頼性

私、五明和真は延べ7,000組のご家族様の撮影をしてきた現役のプロカメラマンです。

現在も第一線で撮影しながら、こども写真塾を運営しています。

≫参考:ライフスタジオホームページ スタッフブログ


読者様へメッセージ

子供が産まれるタイミングで一眼レフを買ったけど、使い方がよくわからなく結局は手軽だからスマホで撮影してしまう…このブログを読んでいただければ一発でそんな悩みも吹き飛びます!

今回は、「子供の写真を部屋でも明るく撮影する方法」を、プロのアドバイスでご紹介いたします!



子供写真を明るくする撮影場所の決め方

お家の中で自然な姿を見せてくれる子供の可愛さは沢山写真に残しておきたい素敵な瞬間ですよ。やっぱり素敵に写真に写すには、素敵に写るように撮影の条件を作らなければなりません。


窓辺で撮影すると光が十分に届く

家などの室内で撮影する際は、とにかく窓辺で撮影するように心がけましょう。窓を子供の真横に来るようすることで、サイド光としてきれいに子供に光が当たり、子供の表情が真っ暗に写ることはもうありません。窓辺での撮影時には必ず部屋の電気は切って撮影することで、自然光特有の柔らかな表現ができるようになります。

晴れた日などの日差しが強い時の撮影では、レースのカーテンを閉めることで、自然光を和らげる効果があります。

≫参考:デジタル一眼カメラα(アルファ)で写真撮影を楽しむ


やや窓向きに向いてもらうことで、光が当たりやすくなる

向きにこだわって、子供に光をしっかり当てることを心掛けますしょう。子供はじっとしていられないのが当たり前ですので、細かなこだわった設定は禁物です。多少動くことを考えて、少し窓向きになってもらうことで、とっさの動きにも対応できる撮影ができるようになります。

このように、窓の方向(光源)の方向に向いてもらうことで、しっかりと肌の色がきれいに映るようになりますので、真似してみてください。


子供が逃げ回らない為の、マル秘テクニック

 子供がじっとしてくれない!!きっとこんなように悩む方も多いのではないかと思います。この理由は単純です!!子供にはそこにとどまっている“理由”がないのです。

よく考えてみましょう。良い写真を残したい!という思いは素敵ですが、それは大人の願望しか入っていないのです!!なので子供がとどまっている“理由”を作ってあげましょう。

例えば、好きなおもちゃで遊ばせてあげる/おやつをあげる/ゲームをしてもらうなど、子供が好きな事をしてあげることが、プロのマル秘テクニックです!


子供写真を部屋の中でも明るく撮影するカメラ設定

 撮影場所が決まったら次は、カメラの設定がとても大切になります。環境設定とカメラの設定はセットだと考えましょう。

苦手意識は捨てて読んでみましょう!メチャクチャ簡単に手っ取り早く写真が上達します!まずはダイヤルをM(マニュアルモード)に設定てみてくださいね。


 絞り(F)は開放に設定する

どのメーカーが出しているカメラでもFと表記されています。解放値は使用レンズエコとなりますので、とにかく一番小さな値にしましょう。それがそのレンズの解放値です。するとボケみが出てきて、なおかつ明るく撮影することができます。

≫参考: f値(絞り値)の基本|f1.4〜f22までプロの判断基準を解説


シャッタースピード(S)は125に設定してみよう

シャッタースピードは〇/〇〇〇と表記されることが多いですが、カメラ内では60や120など分母だけ表記されることが多いです。分母数が高ければ高いほど撮影したものは止まって見えますが、その分写真が暗くなってしまいます。逆に低ければ明るく撮れますが、手振れを起こしやすいです。

子供の撮影では大体1/125もあれば十分で、私も基準はこの数値に設定して撮影しています。うちの子はすばしっこい!と思う方は上げても1/250までに設定しておきましょう。

≫参考:シャッタースピード(速度)の基本設定とシーン別おすすめ設定


おうち写真ならISO感度で光を補おう

絞り(F)とシャッタースピード(S)を決めたら試し撮りしてみて、最後にISO感度を設定しましょう。

・試し撮りして暗かったらISO感度を上げる

・試し撮りして明るかったらISO感度を下げる

たったこれだけで、素敵に調整ができます。何より一番楽に手っ取り早く撮影するならこの方法が一番です。
≫参考:ISO感度の基本|数値の目安をシチュエーション毎に解説します


結論

窓辺で撮影しながらISO感度で調整する

私も父のみとして常々感じます。子育てしていると、一から覚えている時間がありません。とにかく手っ取り早く明日には素敵な写真が撮れることが大切だと思います。

カメラは奥が深いので、調べるほどにいろんなアイデアが出てきますが、手っ取り早く明るく撮影するにはこの設定が一番です!

明日から部屋の中でもお子さんの素敵な日常を、明るく素敵に撮影してあげてくださいね!


▼私が勤務しているスタジオです▼

こども写真塾

~ワタシだから撮れる、我が子の日常を~

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